バンカーショットの打ち方 脱出率を上げる基本とコツをデータで解説

バンカーに入ったら「出すだけで精一杯」というゴルファーは多いのではないでしょうか。GolfCounterの1,794ラウンドのデータを分析すると、バンカー脱出率は100切り達成者で78%、未達者では48%と30ポイントもの差があります。しかし、バンカーショットは「砂を打つ」という基本原理さえ理解すれば、実はそこまで難しいショットではありません。この記事では、バンカーの基本原理から、ガードバンカー・フェアウェイバンカーの打ち分け、目玉の脱出法、練習方法、そしてバンカーに入れないコースマネジメントまで、バンカー攻略の全てを解説します。

2026-04-02更新

バンカー脱出率を記録してスコアの弱点を可視化

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バンカーショットの基本原理(砂を打つ)

バンカーショットが他のショットと根本的に異なるのは、ボールを直接打たないという点です。通常のショットではクラブフェースがボールに直接当たりますが、バンカーショット(特にガードバンカー)ではボールの手前の砂にクラブヘッドを入れ、砂の爆発力でボールを飛ばします。これを「エクスプロージョンショット」と呼びます。

GolfCounterデータ

バンカー脱出率: 全体平均62%

100切り達成者は78%、未達者は48%。30ポイントの差がスコアに直結します。

この「砂を打つ」原理を理解することが、バンカーショット上達の第一歩です。ボールを打とうとすると、ヘッドがボールに直接当たって(トップして)ホームランになったり、砂に深く刺さってボールが全く出なかったりします。

砂のクッション効果

バンカーショットでは、クラブフェースとボールの間に約2〜3cmの砂のクッションが入ります。このクッションがあるため、通常のアプローチの2〜3倍の振り幅でスイングする必要があります。30ヤードのバンカーショットなら、通常の60〜90ヤードのスイングが必要だと考えてください。

このことを知らずに、通常のアプローチと同じ振り幅でバンカーから打つと、ボールがバンカーから出ないのは当然です。「バンカーでは大きく振る」という意識を持つだけで、脱出率は大きく改善します。

バウンスの役割

サンドウェッジの底面には「バウンス」と呼ばれる出っ張りがあります。このバウンスが砂に当たることで、ヘッドが砂に深く潜りすぎるのを防ぎ、砂の上を滑るように通過します。バウンスはバンカーショットのために設計された機能であり、サンドウェッジがバンカーで使われる最大の理由です。

フェースを開くとバウンスがより効果的に作用します。これがバンカーショットでフェースを開く理由の一つです。フェースを閉じた状態ではバウンスが使えず、ヘッドの刃(リーディングエッジ)が砂に突き刺さってしまいます。

フェアウェイバンカーとガードバンカーの違い

バンカーには大きく分けて2種類あります。それぞれ目的も打ち方も異なるため、まず違いを理解しましょう。

項目ガードバンカーフェアウェイバンカー
位置グリーン周りフェアウェイの途中
目的グリーンを守る(ガードする)ティーショットの落とし所を制限する
残り距離10〜40ヤード100〜200ヤード以上
打ち方砂を爆発させる(エクスプロージョン)ボールを直接クリーンに打つ
使うクラブサンドウェッジ(56度前後)残り距離に応じたクラブ
アゴの高さ高いことが多い比較的低い

最も重要な違いは「打ち方」です。ガードバンカーでは砂を打ちますが、フェアウェイバンカーではボールを直接打ちます。この違いを混同すると、バンカーショットは絶対にうまくいきません。

GolfCounterのデータでは、1ラウンドあたり平均2.4回バンカーに入ります。そのうち約7割がガードバンカー、約3割がフェアウェイバンカーです。まずはガードバンカーの打ち方をマスターすることが最優先です。

バンカーショットの結果を記録して上達を実感

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ガードバンカーの打ち方(基本5ステップ)

バンカーショットは、正しい手順で構えれば「砂を打つだけ」のシンプルなショットです。以下の5ステップを順番に実行してください。

  1. フェースを開く: まずクラブフェースを20〜30度開きます。フェースを開いてからグリップを握ることが重要です。握ってから手首を回してフェースを開くのはNGです。フェースを開くことでバウンスが効き、ロフトが増えてボールが高く上がります。
  2. スタンスをオープンにする: 両足をターゲットラインの左(左足が前に出る方向)にずらし、オープンスタンスで構えます。体の向きはターゲットの左を向きますが、フェースはターゲット方向に向けたまま。スタンスの向きに沿ってスイングすることで、自然にカット軌道(アウトサイドイン)になります。
  3. ボールの位置をやや左に: ボールはスタンスの中央よりやや左(左足寄り)に置きます。これによりスイングの最下点がボールの手前になり、砂に先にヘッドが入りやすくなります。足は砂に少しめり込ませて、安定した土台を作りましょう。
  4. ボールの手前5〜10cmの砂を打つ: ボールではなく、ボールの手前5〜10cm(だいたいボール2個分手前)の砂にヘッドを入れるイメージでスイングします。この「入射点」が脱出の成否を決めます。ボールを見ず、打ちたい砂の位置を見てスイングするとうまくいきます。
  5. 振り抜く: これが最も重要です。砂の抵抗に負けて減速せず、しっかりとフォロースルーまで振り抜きます。バンカーショットの失敗の多くは「振り抜けない」ことが原因です。フィニッシュまでしっかり振ることを意識しましょう。

GolfCounterデータ

バンカー脱出に要する打数: 平均1.6打

100切り達成者は1.2打で脱出。1回で出せるかどうかがスコアの分かれ目です。

距離感の出し方

バンカーからの距離感は、振り幅で調整します。フェースの開き具合や砂の取り方は一定にして、スイングの大きさだけで距離をコントロールするのが最もシンプルな方法です。

目標距離振り幅の目安イメージ
5〜10ヤード腰から腰ピンが近い。ソフトに出すだけ
10〜20ヤード肩から肩最も多いバンカーショットの距離
20〜30ヤードフルスイングに近い深いバンカーやピンが遠い場合

初心者のうちは距離感よりも「確実に脱出する」ことを最優先にしましょう。バンカーから1打で出せれば、パターで寄せてボギーで上がれます。脱出に2打以上かかると、ダブルボギー以上が確定してしまいます。100切りを目指すなら、まず「1打で確実に出す」技術を身につけることが先決です。

アゴが高いバンカーの対処法

アゴ(バンカーの縁の壁)が高い場合は、通常よりもフェースを大きく開き、ボールを高く上げる必要があります。フェースを最大限に開き、スイングスピードを上げて砂を多く飛ばすことで、ボールに十分な高さを与えます。

ただし、アゴの高さによっては横に出す(グリーンと反対方向に打つ)勇気も必要です。無理にピン方向に打ってアゴに当たり、再びバンカーに戻ると大叩きの原因になります。「出すこと」が最優先、「寄せること」は二の次です。

フェアウェイバンカーの打ち方

フェアウェイバンカーはガードバンカーとは打ち方が全く異なります。ガードバンカーでは砂を打ちますが、フェアウェイバンカーではボールを直接クリーンに打つことを目指します。

フェアウェイバンカーの基本

  1. クラブ選択: 残り距離に応じたクラブを選びますが、番手を1〜2番手上げるのがセオリーです。砂の上からはクリーンに打っても飛距離が落ちるためです。また、アゴの高さを確認し、確実に超えられるロフト角のクラブを選びましょう。
  2. フェースはスクエア: ガードバンカーと違い、フェースは開きません。通常通りスクエアに構えます。
  3. ボール位置はやや右: ボールはスタンスの中央かやや右寄りに置きます。これによりダウンブローでボールを先に捉えやすくなります。
  4. 足をしっかり固定: 下半身を安定させるため、足を砂にめり込ませます。ただし、あまり深くめり込ませるとボール位置が相対的に高くなるので注意。
  5. コンパクトにスイング: フルスイングではなく、コンパクトに振ってミート率を優先します。フェアウェイバンカーでの最大の敵は「ダフリ」です。ボールの手前の砂を打ってしまうと、飛距離が大幅に落ちます。

フェアウェイバンカーでの判断基準

フェアウェイバンカーからグリーンを直接狙うか、手前に刻むかの判断は以下を基準にしましょう。

グリーンを狙える条件(全て満たす場合のみ)

1. ボールのライが良い(砂の上にきれいに乗っている)

2. アゴが低い(使いたいクラブのロフトで確実に超えられる)

3. 残り距離がコンパクトなスイングで届く範囲

4. グリーン手前にハザード(池やバンカー)がない

上記の条件を1つでも満たさない場合は、迷わず刻みましょう。フェアウェイバンカーから無理に距離を出そうとしてダフると、バンカー内にボールが残り、さらにスコアを悪化させます。アプローチガイドでも解説していますが、「安全に次のショットを打てる場所に運ぶ」という考え方が重要です。

目玉(埋まった球)の脱出法

ボールが砂に埋まった「目玉」は、バンカーショットの中でも最も厄介な状況です。しかし、通常のバンカーショットとは逆のアプローチを取ることで、脱出は十分に可能です。

目玉の打ち方

  1. フェースを閉じる(スクエアまたはやや被せ): 通常のバンカーショットとは逆です。フェースを閉じることで、リーディングエッジ(刃の部分)が砂に深く入りやすくなります。
  2. ボール位置はスタンスの中央: 通常より右寄りに置きます。
  3. 急角度で打ち込む: コックを早めに使い、クラブを急角度で振り下ろします。ボールの直後(真後ろ)の砂に鋭角にヘッドを突き刺すイメージです。
  4. フォロースルーは短くてOK: 砂に深く突き刺すため、通常のバンカーショットのように大きなフォロースルーは取れません。それで構いません。

目玉の注意点

目玉から打つと、ボールにスピンがかからず、ランが多く出ます。グリーンに着地してから転がることを前提に、着地点を手前に設定しましょう。ピンの手前に落として転がってピンに寄るイメージです。

目玉の深さによっては、ピン方向に打てない場合もあります。深い目玉でアゴが高い方向にピンがある場合は、横や後ろに出す決断も必要です。1打で脱出できずに目玉の状態のまま砂に残ることが最悪のシナリオです。

バンカー脱出率の推移をグラフで確認

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バンカーショットの練習方法

バンカーショットは練習すればするほど上達するショットです。しかし、多くのゴルファーはバンカー練習をほとんどしません。練習場にバンカー練習場がある施設を見つけて、積極的に練習しましょう。

ステップ1: 砂だけを打つ練習

最初はボールを置かずに、砂だけを打つ練習から始めます。フェースを開いた状態で砂にヘッドを入れ、砂を飛ばす感覚を掴みましょう。ヘッドが砂に入る感触と、バウンスが砂の上を滑る感覚を体で覚えることが目的です。

ステップ2: 線を引いて入射点を確認

砂の上にクラブで線を引き、その線の手前5cmにヘッドを入れる練習をします。実際に砂が削れた跡を確認して、ヘッドが正しい位置に入っているかチェックしましょう。入射点が安定すれば、ボールを使った練習に移ります。

ステップ3: ボールを置いて脱出練習

ボールを置いて、実際にバンカーから打ちます。最初は距離や方向は気にせず、「1打で脱出する」ことだけに集中します。5球連続で脱出できるようになったら、距離感の練習に進みましょう。

ステップ4: 距離感の練習

タオルやタオルの代わりの目印を5ヤード、10ヤード、20ヤードの地点に置き、打ち分ける練習をします。振り幅だけで距離を調整する感覚を身につけましょう。

自宅でできるバンカー練習

バンカー練習場に行けない場合でも、自宅でできる練習があります。クッションや枕の上にボールを置いて打つ「疑似バンカー練習」です。柔らかい素材の上からボールを打つことで、砂を打つ感覚に近い体験ができます。ただし、実際の砂の感覚とは異なるため、あくまで補助的な練習として位置づけましょう。練習ガイドで他の自宅練習法も確認してください。

バンカーに入れないコースマネジメント

バンカーショットの技術を磨くことも大切ですが、そもそもバンカーに入れないコースマネジメントはもっと大切です。プロゴルファーでもバンカーに入ればスコアを落とすリスクがあります。アマチュアならなおさらです。

GolfCounterデータ

バンカーに入る回数: 平均2.4回/ラウンド

バンカーを1回避けるだけで平均0.4〜0.8打のスコア改善が期待できます。

ティーショットでのバンカー回避

フェアウェイバンカーは、ティーショットの落とし所を制限するために配置されています。ドライバーの飛距離からバンカーまでの距離を計算し、バンカーに届かないクラブを選択することも有効な戦略です。

例えば、フェアウェイバンカーが220ヤード地点にある場合、ドライバーで230ヤード飛ぶ人はバンカーに捕まるリスクがあります。3番ウッドや5番ウッドで200ヤード地点に刻めば、バンカーを確実に回避できます。ドライバーガイドでも解説していますが、「飛ばさない勇気」がスコアを縮めます。

セカンドショット以降のバンカー回避

ガードバンカーはグリーンの手前や横に配置されていることが多いです。グリーンを狙う際に、バンカーがある方向を避けて打つことが基本戦略です。

  1. ピンがバンカー越えの位置にある場合: ピンを無視してバンカーのない安全な方向にグリーンを狙う。グリーンセンターへのオンで十分
  2. グリーン手前にバンカーがある場合: クラブを1番手上げて、バンカーを確実に超える距離を打つ。ショートしてバンカーに入るより、オーバー気味のほうがリカバリーしやすい
  3. バンカーに囲まれたグリーンの場合: 手前に刻んでアプローチで寄せる戦略も検討する。特にバンカーが苦手なうちは有効

コース情報で事前にレイアウトを確認し、バンカーの位置を把握しておくと、コースマネジメントの精度が上がります。90切りを目指す段階では、このようなリスク管理が重要になってきます。

バンカー用のクラブ選び(サンドウェッジのバウンス角)

バンカーショットの成否はクラブ選びにも左右されます。特にサンドウェッジのバウンス角は、バンカーでのパフォーマンスに直結する重要な要素です。

バウンス角とは

バウンス角とは、クラブのソール(底面)が地面に対してどの程度角度を持っているかを示す数値です。バウンス角が大きいほど、ソールが砂に潜りにくくなります。

バウンス角特徴適したプレーヤー
8度以下(ローバウンス)砂に潜りやすい。硬い砂やフェアウェイでの使用に向く上級者、硬い砂のコースが多い人
10〜14度(ミドルバウンス)バランスが良い。様々な状況に対応幅広いレベルのゴルファー
14度以上(ハイバウンス)砂に潜りにくい。柔らかい砂で威力を発揮初心者〜中級者、バンカーが苦手な人

バンカーが苦手な人にはハイバウンス(12〜14度)のサンドウェッジがおすすめです。バウンスが大きいほどヘッドが砂に潜りすぎるミスを防いでくれるため、脱出の成功率が上がります。

ロフト角の選び方

サンドウェッジの一般的なロフト角は54〜58度です。バンカーからの使用がメインなら56度が最もバランスが良い選択です。バンカーでボールを高く上げたい場合は58度、アプローチでの使用頻度が高い場合は54度を選ぶと良いでしょう。

バンカーでサンドウェッジ以外を使う場面

アゴが低いバンカーからピンまで距離がある場合は、ピッチングウェッジやアプローチウェッジを使うこともあります。ロフトが立ったクラブを使えば、低い弾道でランを活かしたバンカーショットが打てます。ただし、バウンスが小さいクラブは砂に潜りやすいので、確実にボールをクリーンに打つ技術が必要です。初心者はサンドウェッジ1本でバンカーを攻略することをおすすめします。

ペナルティを避けるためにも、自分のレベルに合ったクラブを選び、バンカーショットの基本を身につけることが大切です。GolfCounterアプリでバンカー脱出率を記録し、上達の推移を確認しましょう。

バンカーの種類と攻略法の違い

ゴルフコースのバンカーは設置場所や形状によって大きく性質が異なり、それぞれに適した攻略法があります。「全てのバンカーを同じ打ち方で対処している」という人は、ここでバンカーの種類ごとの違いを理解しておきましょう。

ガードバンカー(グリーンサイドバンカー)

グリーン周りに配置されたバンカーで、アマチュアゴルファーが最も頻繁に遭遇するタイプです。グリーンを「守る(ガードする)」目的で設置されており、アプローチショットがグリーンを外した際に捕まります。

攻略のポイント: ガードバンカーでは前述のエクスプロージョンショットが基本です。フェースを開き、ボールの手前5〜10cmの砂にヘッドを入れて、砂ごとボールを運びます。ピンまでの距離が近いため、ボールを高く上げて柔らかく着地させることが求められます。バウンス角の大きいサンドウェッジ(56度、バウンス12度以上)が最適なクラブです。

フェアウェイバンカー

ティーショットの落下地点付近やフェアウェイの途中に配置されたバンカーです。ガードバンカーよりも浅く、面積が広い傾向があります。グリーンまでの残り距離があるため、ある程度の飛距離を出す必要があります。

攻略のポイント: フェアウェイバンカーではエクスプロージョンショットは使いません。ボールを直接クリーンに打つことが鉄則です。フェースは開かず、ボール位置はスタンスの中央からやや右寄りに置きます。通常より1〜2番手大きいクラブを選び、コンパクトなスイングで打ちます。ダフリ(砂を先に打つ)が最大の敵なので、ボールの赤道より上を打つイメージで振りましょう。

アゴの高いバンカー

バンカーの縁(リップ)が高く切り立っているバンカーです。名門コースやリンクスコースに多く、脱出の難易度が格段に上がります。アゴが高いと、ボールを高く上げなければバンカーの縁に当たって戻ってきてしまいます。

攻略のポイント: アゴの高さとボールからアゴまでの距離を確認し、選択するクラブのロフト角でアゴを超えられるかを判断します。超えられないと判断した場合は、アゴの低い方向(横や後方)に脱出する勇気が必要です。無理にピン方向を狙ってアゴに当て、バンカー内で何打も費やすのは最悪のパターンです。

アゴを超えられる場合は、通常のエクスプロージョンショットよりもフェースをさらに大きく開き、スタンスもよりオープンにします。スイングは鋭角に上から打ち込むイメージで、フォロースルーは高く取ります。ロブウェッジ(60度)を持っているなら、アゴの高いバンカーでの使用が最も効果的な場面です。

硬い砂のバンカー vs 柔らかい砂のバンカー

砂質の違いも攻略法に影響します。硬い砂(締まった砂)のバンカーでは、バウンスが跳ねてトップしやすくなります。この場合はバウンスの小さいウェッジを使うか、ややリーディングエッジから入れるイメージで打ちます。逆に柔らかい砂のバンカーではヘッドが深く潜りやすいため、ハイバウンスのウェッジで砂の表面を滑らせるイメージが効果的です。

GolfCounterデータ

1ラウンドの平均バンカー遭遇回数: 2.4回

バンカーの種類ごとに対処法を変えるだけで、脱出に要する打数が1.6回から1.2回に改善する可能性があります

ポットバンカー

リンクスコースに特徴的な、小さくて深いバンカーです。日本のコースではあまり見かけませんが、イギリスやアイルランドのリンクスコースでは頻繁に出現します。非常に狭い空間でスイングする必要があり、脱出は横方向や後方に打つことが最善策となる場合もあります。ポットバンカーに入った場合は、1打で脱出できれば成功と考え、無理にグリーンを狙わないことが重要です。

バンカー練習ができる練習場の見つけ方

バンカーショットは実際の砂から打つ練習が不可欠ですが、バンカー練習場のある施設は限られているのが現状です。ここでは、バンカー練習ができる環境の見つけ方と、施設がない場合の代替練習法を紹介します。

バンカー練習場のある施設を探す方法

一般的な打ちっぱなし練習場にはバンカー練習場がないことが多いです。以下の方法でバンカー練習ができる施設を探しましょう。

  • ゴルフ場のアプローチ練習場: 多くのゴルフ場は、ラウンドプレーヤー向けにアプローチ練習場(バンカー付き)を無料で提供しています。ラウンド前に早めに到着してバンカー練習するのが最も効率的です
  • ゴルフスクール: 多くのゴルフスクールにはバンカー練習エリアがあります。レッスン中にプロの指導のもとバンカーショットを練習できるため、独学より上達が早いです
  • ショートコース: 9ホール程度のショートコースにはバンカーが設置されていることが多く、実践的なバンカー練習が可能です。プレー料金も通常のゴルフ場より安価(2,000〜5,000円程度)です
  • 室内ゴルフ練習場: 砂を使ったバンカーブースを備えた室内練習場も増えてきています。天候に左右されず、集中して練習できるメリットがあります

自宅でできるバンカーショットの代替練習

バンカー練習場に行けない場合でも、バンカーショットに必要な動きを身につける方法はあります。

  • 素振り練習: 砂の代わりに芝の上でサンドウェッジのバウンスを滑らせる素振りを行います。フェースを開いた状態でソールが芝の上を滑る感覚を覚えましょう
  • タオルドリル: 練習場のマットの上にタオルを敷き、その上にボールを置いて打ちます。タオルごとボールを飛ばす感覚がエクスプロージョンショットに似ています
  • 砂場での素振り: 公園の砂場(使用が許可されている場合)で、ボールなしで砂を打つ練習をします。砂の飛び方やヘッドの入り方を確認できます(周囲の安全には十分注意してください)
  • インパクトバッグ: インパクトバッグやクッションをバンカーショットのイメージで打ち込む練習です。砂に打ち込む際の「減速しない」感覚を体に覚えさせることができます

どの代替練習も、実際のバンカーから打つ練習には及びません。月に1〜2回でもバンカー練習ができる環境を確保することが、バンカーショット上達への近道です。GolfCounterアプリでバンカー脱出率を記録し、練習の成果を数字で確認しましょう。

まとめ: バンカーを味方にする

バンカーショットは「砂を打つ」という独特の原理さえ理解すれば、決して恐れるショットではありません。この記事のポイントを振り返りましょう。

  1. 基本原理: ボールを直接打たず、手前5〜10cmの砂にヘッドを入れて砂の爆発力で飛ばす
  2. ガードバンカー: フェースを開き、オープンスタンスで構え、通常の2〜3倍の振り幅でスイング
  3. フェアウェイバンカー: フェースは開かず、ボールを直接クリーンに打つ。1〜2番手上のクラブを選択
  4. コースマネジメント: バンカーに入れないルート選択が最も効果的。入った場合は確実な脱出を優先
  5. クラブ選び: バンカーが苦手ならハイバウンス(12度以上)のサンドウェッジがおすすめ
  6. 練習: 実際の砂から打つ練習が不可欠。ゴルフ場のアプローチ練習場やショートコースを活用

GolfCounterのデータでは、バンカー脱出率は100切り達成者で78%、未達者で48%。この30ポイントの差を埋めることが、スコア改善の大きなカギです。バンカーを苦手なままにせず、計画的に練習して味方にしていきましょう。

バンカー脱出率を記録してスコア改善のヒントを掴む

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よくある質問

バンカーショットの基本は?

バンカーショットの基本は「ボールを直接打たず、砂ごと運ぶ」ことです。ボールの手前5〜10cmの砂にクラブヘッドを入れ、砂の爆発力でボールを飛ばします。フェースを開き、スタンスはオープンにして構えます。通常のアプローチの2〜3倍の振り幅が必要です。

バンカーから出ない原因は?

最も多い原因は「砂に入れる位置が遠すぎる」ことです。ボールの手前10cm以上にヘッドが入ると、砂の抵抗が大きすぎてボールが飛びません。もう1つの原因はスイングの減速です。砂の抵抗に負けないよう、しっかり振り抜きましょう。

バンカーショットでフェースを開く理由は?

フェースを開くことで、クラブのバウンスが地面に当たりやすくなり、ヘッドが砂に潜りすぎるのを防ぎます。また、ロフト角が大きくなり、ボールが高く上がって柔らかく着地します。ガードバンカーでは必ずフェースを開きましょう。

フェアウェイバンカーとガードバンカーの打ち方の違いは?

ガードバンカーは砂を爆発させてボールを出しますが、フェアウェイバンカーはボールを直接クリーンに打ちます。フェアウェイバンカーではフェースを開かず、ボール位置はやや右寄りにし、コンパクトにスイングします。アプローチガイドも参考にしてください。

バンカーでどのクラブを使えばいい?

ガードバンカーではサンドウェッジ(56度前後)が基本です。バウンス角は10〜14度がおすすめです。フェアウェイバンカーでは残り距離に応じたクラブを選びますが、通常より1〜2番手上げましょう。サンドウェッジの選び方は本記事のクラブ選びセクションで解説しています。

目玉(埋まった球)のバンカーショットは?

目玉の場合はフェースを閉じ、ボールの直後に鋭角にヘッドを打ち込みます。通常のバンカーショットとは逆にフェースを閉じることで、ヘッドが砂に潜りやすくなり、深く埋まったボールを掘り出せます。ランが出るので着地点は手前に設定しましょう。

バンカーの練習はどうすればいい?

バンカー練習場がある施設を探しましょう。まず砂だけを打つ練習から始め、次に線を引いて入射点を確認する練習、最後にボールを使った脱出練習の順に進めます。練習ガイドで効率的な練習法を確認してください。

バンカーショットで絶対にやってはいけないことは?

バンカー内でソール(クラブの底)を砂につけること(ルール違反で2打罰)、スイングを減速させること、アゴの方向に無理に打つことの3つです。特にルール違反は意識しないとやってしまいがちなので、アドレス時にクラブを砂につけないよう注意しましょう。

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GolfCounterなら1,794人のデータと比較しながら、バンカーショットの上達を数字で実感できます。

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