小柄でも飛ばす「強烈なタメ」— 吉田鈴の捻転差と地面反力
吉田鈴のスイングは、胸が90度以上回る深いトップで上下半身の捻転差が最大になり、切り返しではその捻転差を保ったままパワーを溜めながら骨盤がターゲット方向へ回転していく「強烈なタメ」が特徴です。インパクトでは両足が浮くくらい地面反力を使いながらも前傾角度を完璧にキープし、アマチュアが陥りやすい伸び上がりがありません。手元は非常に低く、強いタメができている反面、シャフトはすでにもとのプレーンに戻っています。本人が最も大切にしているのは「切り返しで右腰を引くこと」と、上体を右に向けたまま右ヒジを真下に下ろす動きで、これが安定したドローを生みます。フェースをシャット気味に使うのも飛距離の要素です。
2026-09-28更新 / 5,979ラウンド分析
吉田鈴のスイング 4つの特徴
1胸が90度以上回る深いトップ
テークバックの早い段階で背中をターゲットに向け、上下半身の捻転差を最大にします。
2捻転差を保ったまま骨盤を回す
切り返しで右腰を引き、右ヒジを真下に下ろす。上体を右に向けたまま骨盤が先行し、強烈なタメになります。
3両足が浮くほどの地面反力と前傾キープ
インパクトで両足が浮くくらい地面を蹴りながら、前傾角度は崩さない。伸び上がらないのがプロの技です。
4低い手元とシャットフェース
手元が低くシャフトはプレーンに戻っている。フェースをシャット気味に使い、153cmで236ヤードを飛ばします。
※ スイングの分析は、ツアー中継・主要ゴルフメディアのレッスン解説で共通して指摘されている特徴を整理したものです。
スイングとクラブセッティングはつながっている
吉田鈴のスイングの思想は「再現性」です。その思想はクラブにも表れています。 ドライバーはキャロウェイ QUANTUM ◆◆◆ MAX(9°)にフジクラ SPEEDER NX VIOLET(40g台・S)。 ドライバーは40g台、FWは50〜60g台、UTは70g台と、番手が短くなるほど重くする重量フローを徹底。ウッドはフジクラで系統をそろえ、アイアン・ウェッジは軽量スチールの850GHです。小柄な体格でも「振り切れる重さ」を優先する選び方です。
パターはオデッセイ ホワイトホット OG ロッシー(2026年4月末に丸いマレットへ変更)。直進安定性の高い大型マレットで、ストロークもスイングと同じく「余計な動きを減らす」方向で作られています。
【本題】アマチュアはどこを真似るべきか
「右ヒジを真下に下ろす切り返しは僕らでも真似できる」と解説される一方、「少しでもシャフトが寝ると強いフックになる」注意点もあります。まずは切り返しで右腰を引く意識と、右ヒジを真下に下ろす素振りから。地面反力は前傾が保てるようになってからで十分です。
GolfCounterの実データ
平均121.9
GolfCounterに記録されたアマチュアの平均スコアは121.9(5,979ラウンド)。 このスコア帯で最も効くのは、飛距離アップではなく「曲がらない」「ミスの幅を小さくする」こと。吉田鈴のスイングが教えてくれるのは、まさにそこです。
① フェースを開かないバックスイングを試す
ハーフウェイバックでフェースがややシャット(下向き)になっているか、スマホで撮って確認。開いていたら、手首を使わず体の回転だけで上げる意識に変えます。
② その場で回る
左右にスウェイしないよう、頭の位置を変えずに回転。ボールとの距離が一定になり、ミート率が上がります。
③ 振り切れるシャフトを選ぶ
トッププロでも軽量シャフトで戦っています。重く硬いシャフトで振り遅れているなら、軽くする方が方向性も飛距離も安定します。
吉田鈴のスイング・パターに関するよくある質問
吉田鈴のスイングの特徴は?
胸が90度以上回る深いトップからの強烈なタメ、切り返しで右腰を引いて右ヒジを真下に下ろす動き、両足が浮くほどの地面反力と前傾キープです。
吉田鈴はなぜ小柄なのに飛ぶ?
上下半身の捻転差を保ったまま骨盤を回すタメと、地面反力、シャット気味のフェース使いが理由です。2026年の飛距離は236ヤード(58位)です。
吉田鈴のクラブは?
詳しいセッティングはクラブセッティングのページにまとめています。