ビシッと打たない「ゆったりスウィング」— ローリーの風とスピンのコントロール
ローリーのスイングはリズムがゆったり目で、テークバックも大きめ。フェースローテーションも多めに入れるタイプです。一見すると力強さに欠けるように見えますが、これが強風下での優位性になります。コンパクトに短くビシッと打つスイングは「インパクトに強弱がつきやすく、想定より強く当たるとスピンがかかりすぎる」欠点があり、ゆったり振ることで常に一定のインパクトを実現できる。2019年の全英オープンでは、背中側から吹く最難関の風の中でティショットのスピンを減らして飛びすぎを防ぎ、ラフからは適度にスピンを入れるという「飛ばさない技術」で勝ちました。トップでは左手甲とフェース面が正面を向くオープンな位置、ダウンでは鋭角なコックでタメを作り、手元が体に近いハンドファーストでインパクトします。
2026-09-28更新 / 5,979ラウンド分析
シェーン・ローリーのスイング 4つの特徴
1ゆったりしたリズムと大きめのテークバック
短くビシッと打たず、大きく上げてゆったり振る。インパクトの強弱がつきにくく、スピン量が安定します。
2フェースローテーション多めのオープンなトップ
トップで左手甲とフェース面が正面を向く。開いて上げて閉じて下ろす、クラシックなタイプです。
3鋭角なコックからのハンドファースト
ダウンで手首のコックを鋭角に保ってタメを作り、手元が体に近いハンドファーストでインパクト。安定度の高いショットの理由です。
4風に合わせた「飛ばさない技術」
追い風ではスピンを減らして飛びすぎを防ぎ、ラフからは適度にスピンを入れる。2019年全英オープンの勝因です。
※ スイングの分析は、ツアー中継・主要ゴルフメディアのレッスン解説で共通して指摘されている特徴を整理したものです。
スイングとクラブセッティングはつながっている
シェーン・ローリーのスイングの思想は「再現性」です。その思想はクラブにも表れています。 ドライバーはSrixon ZXi LSにMitsubishi Diamana D+ White 70 TX。 ドライバーからアイアンまで重めのシャフトをXフレックスで統一し、インパクトの安定性とコントロール性能を優先した設定です。スイングの軸がぶれにくい重量帯を選んでいます。
パターはTaylorMade Spider Tour Z(グリップ: SuperStroke Zenergy Pistol Tour)。直進安定性の高い大型マレットで、ストロークもスイングと同じく「余計な動きを減らす」方向で作られています。
【本題】アマチュアはどこを真似るべきか
パッティングの「ラグパット」の発想をショットに応用するのがローリー流。短く強く打つより、テークバックを大きくとってゆったり振る方が安定します。風の日にスコアを崩す人ほど、ビシッと打たない意識が効きます。
GolfCounterの実データ
平均121.9
GolfCounterに記録されたアマチュアの平均スコアは121.9(5,979ラウンド)。 このスコア帯で最も効くのは、飛距離アップではなく「曲がらない」「ミスの幅を小さくする」こと。シェーン・ローリーのスイングが教えてくれるのは、まさにそこです。
① フェースを開かないバックスイングを試す
ハーフウェイバックでフェースがややシャット(下向き)になっているか、スマホで撮って確認。開いていたら、手首を使わず体の回転だけで上げる意識に変えます。
② その場で回る
左右にスウェイしないよう、頭の位置を変えずに回転。ボールとの距離が一定になり、ミート率が上がります。
③ 振り切れるシャフトを選ぶ
トッププロでも軽量シャフトで戦っています。重く硬いシャフトで振り遅れているなら、軽くする方が方向性も飛距離も安定します。
シェーン・ローリーのスイング・パターに関するよくある質問
シェーン・ローリーのスイングの特徴は?
ゆったりしたリズムと大きめのテークバック、フェースローテーション多めのオープンなトップ、ハンドファーストのインパクト。風の中でスピンを一定に保つのが強みです。
シェーン・ローリーの飛距離は?
2026年のドライビングディスタンスは302ヤード(109位)。飛距離より風とスピンのコントロールで勝つタイプです。
シェーン・ローリーのクラブは?
詳しいセッティングはクラブセッティングのページにまとめています。