ゴルフ90切りのパット数は平均36.1|実測5,572ラウンドで判明「32パット以内」は目標値。3パットは何回まで許されるかをスコア帯別に解説
90を切ったラウンドの平均パット数は36.1(中央値36)。ほぼ全ホール2パットのペースで、32パット以内だったのは26.1%でした。
- 当サイト実測パットを記録した完走18ホールの5,572ラウンドのうち、89以下は92ラウンド。3パット以上のホールは平均4回、1パット以下は4.3回(2026-11-02更新)
- 一般に言われる目安90切りは「32パット以内」、100切りは「36パット以内」。実測ではこれより約4パット多い数字で90を切っています
- 100〜109と90〜99のラウンドのパット差は1.9打だけ。90切りはパットだけでなく、グリーンに乗せるまでの打数で決まります。スコア帯別の比較
90切りの割合や全体の難易度はゴルフ90切りの割合データにまとめています。
「90を切るには何パットまでなら許されるのか」「3パットが毎回3〜4回あるけど、これで90切りは無理なのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。検索すると「90切りは32パット以内」という目安がよく出てきますが、実際に90を切った人のパット数を数えた記事はほとんどありません。そこでこの記事では、スコア記録アプリGolfCounterに記録された5,572ラウンドのパット数をスコア帯ごとに集計し、90を切ったラウンドが何パットだったか、3パットと1パットが何回あったかを数字で示します。一般論の目安と実測を分けて比べたうえで、3パットの許容回数の計算方法と、パット数を減らす練習の優先順位まで解説します。
2026-11-02更新 / 6,450ラウンド分析
1. 90切りのパット数の目安(一般論と実測)
まずは、よく言われる目安と、実際に90を切ったラウンドの数字を並べます。一般論の目安は「目指したい数字」、実測は「実際に90を切った人の数字」で、意味が違う点に注意してください。
| 目標スコア | 一般に言われる目安 | 当サイト実測の平均パット | 実測の中央値 |
|---|---|---|---|
| 100切り | 36パット以内 | 36.8(90〜99のラウンド) | 37 |
| 90切り | 32パット以内 | 36.1(89以下のラウンド) | 36 |
| 参考:全体 | — | 42.1(全ラウンド) | — |
一般の目安はゴルフスクールやゴルフメディアの解説で多く使われる数字(例:90切りは32パット、100切りは36パット)です。実測はGolfCounterに記録された完走18ホールのうち、パット数が入力されたラウンド(テスト用アカウントを除く、2026-11-02時点)。
実測では、90を切ったラウンドの平均は36.1パットで、一般の目安「32パット」より4パットほど多い結果でした。中央値も36で、90切りの典型は「ほぼ全ホール2パット」だと言えます。32パット以内という目安が間違っているわけではありません。32パットで回れれば、グリーンに乗せるまでに使える打数が増え、90切りはぐっと楽になります。ただし「32パットを切らないと90は切れない」と考える必要はない、というのが実測から読み取れることです。
なお、89以下のラウンドは92件で、全体から見ると少数です。数字は「GolfCounterで記録しているゴルファーの実態」で、ツアーの統計のような大規模データではありません。それでも、ラウンドごとのパット数をそのまま数えた数字なので、目安を考えるうえでの手がかりになります。
2. スコア帯別のパット数・3パット数(実測)
次に、スコア帯ごとに平均パット数・3パットの回数・1パットの回数を出しました。自分のいまのスコア帯の行と、90切りの行を見比べてみてください。
| スコア帯 | ラウンド数 | 平均パット | 3パット以上(回/R) | 1パット以下(回/R) | 32以内の割合 | 36以内の割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 89以下(90切り) | 92 | 36.1 | 4 | 4.3 | 26.1% | 54.3% |
| 90〜99 | 273 | 36.8 | 4.1 | 3.5 | 12.5% | 48.7% |
| 100〜109 | 978 | 38.7 | 5.3 | 3 | 7.2% | 30.2% |
| 110〜119 | 1,459 | 40.8 | 6.5 | 2.6 | 4.3% | 19.7% |
| 120以上 | 2,770 | 44.8 | 8.7 | 2.1 | 3.8% | 9.1% |
出典:GolfCounterの実データ(パット数を記録した完走18ホールの5,572ラウンド、2026-11-02時点)。「1パット以下」にはチップインなどパット0のホールを含みます。
スコア帯が良くなるほど、平均パット数は44.8→40.8→38.7→36.8→36.1と少なくなります。3パット以上のホールも8.7回→4回へと半分以下になります。パットの差は大叩き層ほど大きく、90台と80台の差は小さいのが特徴です。
注目したいのは、90〜99と89以下の差が0.7パットしかない点です。90の壁の手前と向こうで、パット数はほとんど変わりません。90台で停滞している人がパット練習だけに時間を使っても、90切りの決め手にはなりにくいことを示しています。逆に100〜119の層は、パット数でも3パットの回数でも90切り層との差が大きく、パットを伸ばす余地がはっきり残っています。
3. 36パットでも90を切れる理由(スコアの内訳で考える)
パー72のコースで89を出すとき、36パットなら残りは53打です。18ホールをグリーンに乗せるまでに53打なので、1ホールあたり約2.9打。パー4ならおおむね3打でグリーンに乗る「ボギーオン」のペースで、パー3なら2打、パー5なら4打です。
| 1ラウンドのパット数 | 89で回るためにグリーンまでに使える打数 | 1ホールあたり | イメージ |
|---|---|---|---|
| 32パット | 57打 | 約3.2打 | ボギーオンに少し余裕。ミスを1〜2回吸収できる |
| 36パット | 53打 | 約2.9打 | ほぼ全ホールでボギーオン。実測の90切りの典型 |
| 40パット | 49打 | 約2.7打 | パーオンが多く必要。100前後の人には現実的でない |
この表から分かるのは、90切りは「ボギーオン+2パット」をそろえるゲームだということです。36パットのペースでも、ボギーオンを外さなければ89は出ます。逆に40パット近くかかると、パーオンを何回も取らないと90を切れなくなり、100前後の実力では難しくなります。
典型的な90切りのスコア構成(パー・ボギー・ダブルボギーの組み合わせ)は、本丸記事の90切りのスコア構成で解説しています。ボギーを「失敗」でなく「標準」と考え、3パットによるダブルボギーを減らす。これが36パット前後で90を切る人の組み立て方です。
3パットの多くはファーストパットの距離感と寄せの距離から生まれます。定額制で通い放題のシミュレーションゴルフ(SMART GOLF)なら、仕事帰りにショートゲームの練習量を確保しやすくなります。
本リンクはアフィリエイトプログラム(A8.net)を利用しています。リンク先で体験予約・入会された場合、当サイトが報酬を得ることがあります。料金・キャンペーン・対象エリアは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
4. 100台から90台へ:パットで縮まるのは約2打
「100は切れたけれど90の壁が越えられない」という人に向けて、100〜109と90〜99のラウンドを比べます。
| 指標 | 100〜109 | 90〜99 | 差 |
|---|---|---|---|
| 平均パット数 | 38.7 | 36.8 | 1.9打 |
| 3パット以上(回/R) | 5.3 | 4.1 | 1.2回 |
| 1パット以下(回/R) | 3 | 3.5 | 0.5回 |
| 36パット以内の割合 | 30.2% | 48.7% | 18.5pt |
スコア帯は約10打違うのに、パット数の差は1.9打でした。つまり100台と90台の差のうち、パットが占めるのは2割ほどで、残りの8打前後はOB・林・チョロ・アプローチのミスなど、グリーンに乗るまでの打数です。パットは確かに大切ですが、パットだけで10打を縮めることはできません。
それでも、3パットの回数が1.2回減っている点は見逃せません。3パット1回は、そのホールをボギーからダブルボギーに変える1打です。3パットが減ることはダブルボギーが減ることとほぼ同じ意味を持つので、90切りに必要な「大叩きを減らす」流れの一部になっています。パット練習は、ティーショットの安定(OBを1回以下に抑える方法)やアプローチ練習とセットで考えるのが効率的です。
5. 3パットは何回まで許されるか(計算のしかた)
1ラウンドのパット数は、全ホール2パットの36を基準に、「36+3パットの回数−1パットの回数」でほぼ近似できます(4パット以上は2回分、チップインは2回分の1パットとして数える形です)。この式を使うと、自分の3パット数がどのくらい許されるかが分かります。
| 3パットの回数 | 1パットの回数 | パット数の目安 | 90切りへの影響 |
|---|---|---|---|
| 2回 | 4回 | 34 | パットで2打の貯金。ボギーオンを2回外しても届く |
| 4回 | 4回 | 36 | 実測の90切りラウンドの平均とほぼ同じ形 |
| 6回 | 3回 | 39 | 100〜109の平均に近い。ショットでパーを重ねないと届かない |
| 8回 | 2回 | 42 | 全体平均(42.1)に近い。90切りはかなり難しい |
実測の90切りラウンドでは、3パット以上が平均4回、1パット以下が4.3回でした。90を切る人も3パットをゼロにしているわけではなく、同じ数だけ1パットで取り返しているのが実態です。目標は「3パット4回以内」と「1パットを4回取る」をセットで考えると現実的になります。
1パットを増やすには、グリーン周りから寄せて1〜2m以内に付ける回数を増やすことが近道です。3パットを減らすには、ファーストパットを1m以内に寄せる距離感が欠かせません。どちらも「長い距離のパットとアプローチの距離感」に行き着くため、練習の優先順位もはっきりします。
自分の3パット数を記録して、90切りまでの差を数字で見る
6. パット数と平均スコアの関係(少なければ良いとは限らない)
逆方向から、1ラウンドのパット数ごとに平均スコアを出すと次のようになります。
| 1ラウンドのパット数 | 平均スコア(実測) |
|---|---|
| 28以下 | 120.8 |
| 29-31 | 111.2 |
| 32-34 | 110.6 |
| 35-37 | 111.3 |
| 38以上 | 123.6 |
出典:GolfCounterの実データ(パット数を記録した完走18ホールのラウンド、2026-11-02時点)。
29〜37パットの層は平均110前後、38パット以上の層はそれより10打以上悪くなります。一方で、28パット以下の層はかえって平均スコアが高めです。これは、グリーンに乗らないホールが多く、アプローチで寄せてから1パットで終えるケースが多いためと考えられます。パット数が少ないこと自体が上手さを示すわけではない点は覚えておきたいところです。
同じ理由で、パーオン率が上がるとパット数は増えやすくなります。グリーンに遠くから乗せるほど長いパットが残るからです。パット数を見るときは、パーオン率や寄せの回数と一緒に見ると、自分の弱点を正しくつかめます。
7. 90切りのためのパット練習(3パットを減らす順番)
実測で見た3パットの差を縮めるために、練習は次の順番で取り組むのがおすすめです。どれも自宅や練習グリーンでできる内容です。
① ファーストパットの距離感(10m前後を1m以内に)
3パットの多くは、ファーストパットが大きくショートしたりオーバーしたりして、2打目が長く残ることから始まります。練習グリーンでは、カップを狙うより「カップを中心とした半径1mの円に止める」ことを目標に、5m・10m・15mを打ち分けます。振り幅で距離を作る感覚をつかむと、コースでも距離が合いやすくなります。
② 1m前後のショートパットを確実に入れる
ファーストパットを1m以内に寄せても、それを外すと3パットになります。1m前後のパットは、自宅のパターマットでも十分に練習できます。毎日数分でも、同じ距離を同じリズムで打つ練習を続けると、ラウンドでの3パットが減りやすくなります。パターマットの選び方も参考にしてください。
③ 傾斜と芝目を読む前に「強さ」を決める
アマチュアが3パットする原因は、ラインの読み違いより強さのミスが多いと言われます。曲がるラインでも、まず「カップを少し過ぎる強さ」を決め、そのあとで曲がり幅を考えると、大きく外れることが減ります。
パッティングの基本(構え・ストローク・距離感の作り方)はパター練習法とパッティングのコツで、パターの種類で迷っている方はパターの選び方でまとめています。
8. パット数を減らすアプローチの考え方
パット数は、グリーンの上だけで決まるわけではありません。アプローチでどれだけカップの近くに寄せられるかで、残るパットの長さが変わり、1パットと3パットの回数が変わります。90切りを狙うなら、パットとアプローチを1つの練習としてとらえるのが近道です。
グリーン周りでは、まず「転がせるなら転がす」ことが基本です。ボールを高く上げるより、パターやピッチングウェッジで転がすほうが距離が合いやすく、ミスの幅も小さくなります。グリーンの外からパターを使う選択も、大叩きを防ぐ有効な手段です。
寄せの打ち方はアプローチの打ち方で、ウェッジの本数やロフトの組み方は90切りのクラブセッティングで解説しています。100ヤード以内の練習配分は本丸記事のショートゲームの磨き方も参考にしてください。
9. パット数の数え方と記録のしかた
パット数は一般的に、グリーン上で打った回数を数えます。グリーンの外(カラーやエッジ)からパターで打った1打は、パット数に含めない数え方が多く使われています。ただ、同伴者やアプリによって数え方が違うこともあるので、自分の中で数え方を決めて毎回そろえることが大切です。数え方がそろっていれば、ラウンドごとの比較で上達が見えるようになります。
パット数を記録するときは、合計だけでなくホールごとの数を残すと、3パットがどのホールで出たかが分かります。上り・下り、長いパー3、2段グリーンなど、3パットが出やすい状況に傾向があれば、練習やマネジメントで対策できます。パットの用語や基本の意味はパット(用語解説)で確認できます。
当サイトが開発しているアプリGolfCounterでは、ホールごとに打数とパット数をApple WatchやiPhoneからワンタップで記録できます。スコアやパット数の記録は無料で使えます(プレミアムはAI分析・広告なし・社交機能)。いまのスコアが全体のどのあたりかは、スコア診断ツールで実測6,450ラウンドと比べられます。
よくある質問
90切りに必要なパット数は何パット?
一般には「32パット以内」が目安と言われますが、これは目標値です。GolfCounterに記録された5,572ラウンド(パットを記録した完走18ホール)のうち、89以下で回ったラウンドの平均パット数は36.1(中央値36)でした。まずは全ホール2パット=36パットを安定させることが現実的な目標です。
90を切った人で32パット以内だったのはどのくらい?
実測では、89以下で回ったラウンドのうち合計32パット以内だったのは26.1%、36パット以内まで広げると54.3%でした。90切りの多くは「パットで稼ぐ」より「2パットでまとめる」ラウンドだと分かります。
90切りなら3パットは何回まで許される?
実測では、89以下のラウンドでも3パット以上のホールが平均4回ありました。一方で1パット以下のホールも4.3回あり、3パットを1パットで打ち消しています。1ラウンドのパット数は「36+3パットの回数−1パットの回数」で近似できるので、3パットを4回以内に抑え、同じ数だけ1パットを取れれば36前後に収まります。
100台から90台にするには、パットを何打減らせばいい?
実測の平均パット数は100〜109のラウンドで38.7、90〜99のラウンドで36.8で、差は1.9打でした。スコア帯が10打違っても、パットの差は2打前後です。残りの打数はOBやアプローチなどグリーンに乗るまでで縮まっているため、パット練習とあわせてショートゲームとティーショットの安定が欠かせません。
パット数が少ないほどスコアは良いの?
おおむね良くなりますが例外があります。当サイトの実測では、合計29〜37パットのラウンドの平均スコアは110前後なのに対し、28パット以下のラウンドは平均120.8と高めでした。グリーンを外してアプローチで寄せるホールが多いとパット数は減るため、パット数だけで上手さは判断できません。
パット数はどう数えればいい?
一般的にはグリーン上で打った回数を数えます。グリーンの外(カラーなど)からパターで打った1打はパット数に含めない数え方が多く、記録のしかたで数字が変わります。自分の中で数え方を決めて毎回そろえると、ラウンドごとの比較ができるようになります。
まとめ
90切りのパット数は、一般に「32パット以内」と言われますが、実測で90を切ったラウンドの平均は36.1パット(中央値36)でした。32パット以内だったのは26.1%で、90切りの多くは「ボギーオン+2パット」をそろえたラウンドです。3パットも平均4回あり、同じくらいの1パットで取り返しています。
100台と90台のパット差は1.9打で、残りの打数はグリーンに乗るまでの打数です。パット練習ではファーストパットの距離感と1mのショートパットを優先し、アプローチとティーショットの安定と組み合わせることが、90切りへの近道です。まずは自分の3パット数と1パット数を記録し、「36+3パット−1パット」の式で現在地を確かめてみてください。